「会計人会」支部が第8回総会・記念講演会を開催
2018年8月2日
さる、平成30年6月11日(月)ルブラ王山において、
第8回の名古屋市立大学会計人会総会および記念講演を開催しました。
人文社会学部より本校副学長の伊藤恭彦教授をお招きし、「税の正義とグローバル・タックス」
というテーマで講演をいただきました。
水平的公平や垂直的公平を説明して終わる一般的な租税法の序章部分と比べ、伊藤教授の講義は
そこからがスタートとなっており、世界の貧困、麻薬、病気などといったあらゆる格差を現実
として捉え、貧困によって人がまるで物のように扱われてしまう可能性があるというカントの
「人間の物件化」=人間の尊厳の損傷という切り口から展開されています。
市場社会による公共悪の回避こそが政府の命題であり、それこそが、再分配機能であるという
税の哲学に触れて、税の専門家として非常に感銘を受ける内容でした。
本総会では、瑞山会より村井会長、名古屋税理士会をはじめ多くのご来賓の参加の下、
新入会員が盛り上げてくれる活気のある総会となりました。
(文責 奥川、水野)
総会風景は下記をクリック願います。