会長挨拶 「名古屋市立大学(名市大)開学70周年を祝す」
2020年5月31日
昨年12月中国武漢市に端を発したCOVID-19(新型コロナウィルス)がグローバルに影響が拡大しています。2020年東京オリンピックは1年間延期されたわけですが、その開催すら危ぶまれている状況です。
日本は4月に入ってからの緊急事態宣言下で不要不急の外出・移動の自粛、3密(密閉・密集・密接)回避などで感染拡大阻止を行い、5月25日政府は緊急事態宣言の全都道府県解除を決めました。プロ野球も6月19日に無観客試合ながら開幕することにもなるなど警戒感を持ちながらも徐々にニューノーマルスタイルにシフトしようとしています。
振り返ってみますと、教育界では卒業式が行われず、入学式はありましたが授業は授業開始が大幅に遅れました。大学ではZoomなどを利用したオンライン授業を導入したりして対応しています。そうした中、名市大も6月3日から通常授業が再開されるという状況です。このような状況下で、名市大は2020年、開学70周年を迎えます。瑞山会としましても全面的に協力するということで関与しています。その一つとして各委員会への参画があります。2018年6月に第1回開学70周年記念事業準備委員会に参画し、周到に準備が進められました。そうした中で思いもかけずにCOVID-19の出現で影響を受けています。3月に開催予定でした60余名の委員による会議形式による第2回開学70周年記念事業実行委員会は中止となり4月上旬の書面審議となりました。4月23日には記念事業の一つ11月14日に予定されていた記念コンサート延期が決定され関係者に通知されました。練習時間が取れないということが主な理由です。
その他の記念事業、山の畑(滝子)キャンパスの学生会館のリニューアル、70周年記念誌大学史の編纂、10月31日の記念式典などは粛々と進められています。記念事業スケジュールは添付をご参照ください。
ここで皆様に再度お願いしたいのは70周年記念事業寄附金へのご協力です。総額2億5千万円、うち経済学部および大学院同窓会で2千万円の目標で卒業生の皆様に加え経済学部OB活躍企業への寄附依頼を行っています。現時点で8社300万円余のご厚志をいただきました。しかし、皆様方からの寄附金を合わせましても目標額の3分の1にとどまっています。既にご寄付いただいた方々もいらっしゃいますが2021年3月末日まで受け付けていますので今一度お願いする次第です。このコロナ禍を乗り越え、経済学部設立60年(2024年)、名市大開学100年(2050年)とますます母校が発展しますことを瑞山会として応援してまいります。
最後に、コロナウィルス感染拡大阻止に目途がたち、記念すべき名市大開学70周年事業が計画どおり開催されますことを切に願い、また皆様方のご健勝を祈念し挨拶とします。
末筆となりますが、寄附をお考えいただいておられる方は、瑞山会ホームページの「問合せ」欄に「寄附申込用紙希望」として住所・氏名をご記入いただき振込用紙等の請求をしていただきますようお願いします。
開学記念事業についてはここをクリック願います。
令和2年5月30日
瑞山会会長 村井 清